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建物が壊される理由

  • 石川 靖
  • 2017年10月21日
  • 読了時間: 1分

淵野辺駅南口は北口に比べてマンションがたくさん建っているエリアで、特に鹿沼公園付近はファミリー層向けのマンションが多いです。その中で仮囲いで封鎖された建物を発見しました。まだまだ利用できそうな建物ですが、どのように活用されるのか気になります。まさか解体されて新しいマンションが建つなんてことが起きないことを願います。建物が壊される理由として、物理的な耐久性による理由で壊されることは殆どありません。むしろ社会的な理由によることが多く、使い勝手が悪い、デザインが陳腐、なんか古いのが嫌といった時代に合っていないがため壊されてしまいます。建物の構造体がしっかりしていれば中身はどのようにでもなります。構造体だって耐震補強などで現行法規に適合させることはそんなに難しいことではありません。また耐用年数と物理的な寿命をごちゃ混ぜに考えてしまっている人も多く、耐用年数とは会計上の話であり物理的な寿命とは関係がありません。まだまだ利用できる建物を壊してしまうのは環境負荷も大きく、なにより風景(記憶)を壊してしまうことにもなります。そろそろ街についてちゃんと考え直さなければならない時がきています。

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