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記憶の指標

  • 石川 靖
  • 2017年8月11日
  • 読了時間: 1分

矢部駅徒歩30秒、駅前の相模野病院脇にひっそりと建っています。看板の跡から化粧品店だったみたいですね。この道はよく通っていましたが化粧品店があったことは全然覚えていません。街の風景に占める建物の割合は大きいと思いますが店舗が閉店したりすると元々なにがあったのか思い出せません。閉店しただけで建物が残っていればまだしも、建物が解体されて消えてしまうと人の記憶からも抹消されてしまいます。昔の写真を見るのが面白いのは記憶が蘇るからなんでしょうね。思い出と言っても良いかもしれません。あらゆる物事の価値は記憶だと思います。特に街の風景のような身体化された記憶は人の精神とも通じるものがあり、風景が消えることによる焦燥感は多くの人が体験したことがあると思います。「久しぶりに故郷に帰ってきたけど、なんかオレの街変わっちゃったな」というような。開発された新しい街が悪いのではなく、もう少し記憶を継承できるような指標があってもよいのではと思います。

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