物を売らない物売り
- 石川 靖
- 2017年8月5日
- 読了時間: 1分
矢部駅徒歩1分、元は中華料理屋さん「光愛」があった所です。特に餃子が好きで家族で食べに来たりしてました。大きな餃子で味の付いた肉汁がとても美味しかったのを覚えています。店長さんはもともとホテルニューオータニのコックさんをされていたようですがホテルという限定されたお店ではなく、多くの方々に料理を届けたいという気持ちからここにお店を構えたと聞きました。当時は麻布獣医大学の学生さんが多く利用していて宴会なども行われていました。光愛が閉店してしまったのは残念ですが、また新たなお店が入り込める余地ができたと思えば色んな可能性がありますよね。これからの飲食店は食べ物を提供しつつも、人の溜り場として機能する側面が大事になってくるでしょう。話は変わりますが、先日眼科へ行ったら待合室がおじいちゃんおばあちゃんの溜り場になっていて、とても楽しそうにお話をしている風景を見て、あーこれだー!と思いました。もちろん患者さんとして診察に来ているのですが、お喋りをすることも大事な治療の一部なのです。この人がいるから、この人に会いたいからお店に行くような動機をデザインしたいですね。

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