top of page

モノトーン

  • 石川 靖
  • 2017年7月15日
  • 読了時間: 1分

マンション1階の空き店舗。黒と白のモノトーンなタイル貼、入口ドアの重厚感、どこか外部の世界からは拒絶した異空間がこの先に広がる宇宙を予感をさせる。ドアを開ければ暗闇が果てしなく続きそうな非日常空間が迎え入れてくれそうだ。ドアに貼ってある足跡のグラフィックが少しお店の敷居を下げ、やはりしっくりくるのはバーラウンジか。営業時間は夜だろうから気の利いたライティングはお店の顔として用意しておきたいところ。看板はむしろないくらいの方が匿名性があり、逆にそれがnon nameという見えない店名になり得るかもしれない。訳ありの男女が落ち合う場所も都市の中にはあって良いと思うし、そんな多様性を受け入れてくれる懐の広い街こそ面白いのだ。似たような人間が集まる街よりも様々な人間が集まり、化学反応がどんどん起こるような街を大切にしたい。

Comments


​暮らし発見ブログ

Copyright © サガミノ不動産. All Rights Reserved.

bottom of page